2016年7月24日日曜日

31年間の思い出

1988年当時のSR(走行距離20000kmで記念撮影)
何回キックしてもエンジンがかからない。30年以上前のバイク(1985年)なのでこの様な事はよくあるのだが今回はちょっとやな予感がした。先ほどはエンジンが一発で掛かかり問題なかったのだが走り出すとエンジンが吹けないでガス欠の様な症状になっていた。ガソリンは十分あるのでおかしいと思ったがダイユーまでの短距離だったのでそのまま乗り続け誤魔化しながらどうにかたどり着いた感じだったのである。着いてからエンジンを切る時もう二度とエンジンがかからないのではないだろうかと少しやな予感がしたのだ。
スーパーで買い物を済ませてエンジンをかける時その予感が的中してしまったのである。
仕方なく車検でお世話になっているバイク屋さんに連絡を取りSRを取りに来たもらう事にした。ダイユーの駐車場で30分程待っているとバイク屋さんは軽トラで登場した。早速SRを見てもらうと何とエンジンオイルが空であった。オイルなしで走ればエンジンが焼きついた可能性が高い。そうであればこのSRは31年の歴史に終止符を打つ事になる。一年前の車検時にはオイルは規定量入っている。那須では買い物で使うのがメインなので年間500km程度しか走らない。オイル漏れがあれば駐輪スペースにオイル滲みがあり気づくはずである。走行中であればマフラーから煙が派手に出るはずだがその様な事はなかったと思う。なぜ急激に減ってしまったのかは謎である。取り敢えず軽トラにSRを乗せてバイク屋さんまで運んで調べてもらう事になった。私はバイク屋さんが持って来た原付スクーターでサイトに戻った。
最悪SRご臨終の覚悟をしなくてはならないと思いサイトに戻って酒を飲んでいると31年間の思い出が頭を巡る。26歳から一緒に生きてきた仲間なのだ。失なったら私は一気に老けてしまいそうな寂しささえ感じた。
その後、バイク屋さんから連絡がありSRが生き返ったと知らされた。オイルを入れプラグ交換したらエンジンも掛かり問題なしとの事である。
生命力のある頼もしい奴である。涙が出た。
これからはポルシェ同様SRにもエンジンオイルに細心の注意を払っていく必要がある。

今回は火曜未明東京をスタートして一人でポルシェでやってきた。途中信号待ちで原付バイクのおじさん(魚河岸帰り風)が「調子はどうですか?」と窓ごしに話しかけてきた。「何とか走ってます」と答えると私もポルシェに乗っていてマニュアルが欲しかったのだがいいのがなくティプトロにしたとのことであった。次の信号待ちでも「やっぱりかっこいいですね」話しかけてきた。だんだんクラッシックカーのような領域になってきたのかもしれない。
サイトに着いてから勝手口のデッキ補修などをした。
日曜の早朝に那須をスタートしたが道路も空いていて一般道であったが3時間かからず東京に戻った。

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