2001年11月10日土曜日

屋根で楽しむ。



ルーフキャビンイメージ

屋根に上り木漏れ日を体いっぱいに浴びたり
バードウォッチングや、星空を眺めたりできたら気持ちいいだろうなと
子供のころから漠然とあこがれていた夢が実現しそうである。
屋上ではなく屋根というところがミソである。
普段は上がってはいけない場所に上がるという行為が
好奇心をくすぐられるのであろう。
そんな好奇心に満ちたキャビンが那須サイトに誕生する。
隣地の佐藤家の建築計画(ルーフキャビンプロジェクト)が具体化してきたのである。
小屋といっても12畳のファミリールーム、倉庫、エントランステラスなどがあり
電気、簡易水洗トイレまである本格的なキャビンで、外壁はアルミの角波というハイカラな仕様である。
(今までのランプ小屋とはかなり違うのである。)
そして片流れの屋根は長さ10m以上、幅5m以上あるかなり大きな空間となる。
屋根の勾配は2寸。腰掛けていれば恐怖を感じるような勾配ではない。
むしろ適度な緊張感がここちよいかもしれない。
(ただこの屋根での深酒だけは要注意であろう。)
母屋(nasu-h@use)完成に引き続きルーフキャビン構想が熟す。
21世紀になりサイトはあたかもビックバンのように拡張しているのだ。

今回はちょっとイレギュラーである。
金曜の夜、佐藤家が東陽町までパジェロで迎えに来てくれた。
ユキは残念ながら急用で今回もこれなくなってしまい私とタツキだけの参加となった。
あいにくの雨であったがパジェロの中は観光バス社員旅行のようにビールが振舞われ
運転手以外は非常にご機嫌なドライブとなった。
サイトに到着したのは夜10時近くであった。
先日、井戸水は浄化が不可能ということで見切りをつけ
水道引込を依頼してあったので水栓を捻ると通常の水がでる。
飲める水が出てくるなんてなんて幸せなんだろうと
改めて水の貴重さを痛感した。
だが水の味は薬臭く東京の水と同じようにおいしくはなかった。
夜は佐藤家が持ってきた鮭、イクラなどをつまみに宴会となり
佐藤家のルーフキャビン計画などの話が盛り上がり12時近くに床についた。
翌朝はどうにか雨もあがっていたので恒例の田舎道ウォーキングを楽しんだ。
ウォーキングのあとは待望の朝風呂である。
この気持ちよさは例えようがありません。
朝食のあとみんなでシノダケで箒(ほうき)をつくった。
サイトには刈りっぱなしのシノダケが山ほどあるのでそれを集め
茎の方を適当に何箇所か紐でしばり、穂先は剪定ハサミではきやすいように刈そろえて出来上がりである。
この即席のシノダケ箒がデッキの落ち葉掃きには最高に便利であった
子供たちも自分たちで作った箒で掃除するのは楽しいらしく
競うように落ち葉を掃きまくった。
その後水ロケットで遊んだ。先日TVチャンピオンで水ロケットを特集していたのである。
ひかる君は水ロケットは初体験らしく結構驚いていた。
そして水ロケットの原理で自動車をつくることとなり、
みんなで水ロケットカー作りに興じた。
昼前に工務店の方が来て打合をした。私は工事の精算の打合せという
あまり楽しくない時間であったが佐藤家はルーフキャビンプランの打合せという
非常にクリエイティブが時間となったのである。
その後昼と夜の食事をスーパー池上まで買出しにいき午後は
飲んで食って風呂に入って昼寝するという超極楽状態となった。
夜は最近発売されたスターウォーズエピソード1、ユーガットメイルのDVD鑑賞となり
秋の夜は更けていったのである。
翌日は快晴であったが残念ながら朝早くサイトを出た。
(親族の葬儀にでるためこの日は昼までに名古屋に行かなくてはならなかったのである。)
佐藤家パジェロで那須塩原まで送ってもらい8:51発の新幹線で東京に向かった。

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