話は那須サイトの先史時代にさかのぼる。
サイト全体はシノダケでおおいつくされ
人は中に入ることができなかった。
このままではシノダケ帝国がますます繁栄してしまう。
何とかシノダケ帝国に攻撃をしかけなければ
手遅れになってしまうのだ。
われわれ反乱軍はラウンドアップによる
一斉攻撃をしかけることになったのである。
ラウンドアップは雨に弱い。
あいにく総攻撃中に雨が降り出し、攻撃はあえなく中止。
予定の10%程度しか散布できなかった。
しかし反乱軍は屈服せず、その後手作業で
コンスタントに開拓をすすめ、数年のうちに
反乱軍のミニ基地(那須サイト)が設営できる今に至る。
先史時代の反乱軍メンバーであり那須サイトの隣人である
佐藤ファミリーが6年ぶりに当地を訪れることになった。
明日から4月だというのにこの日は東京でもみぞれが降るほど冷え込んでいた。
私たちは金曜日の夜からサイトに来ていたので土曜日はゆっくりと朝食を楽しみ
隣人の到着を待っていた。サイトは朝から雪が降ったりやんだりの状態で
今では遠景になったシノダケの葉にうっすらと雪がつもり窓からの景色は
あたかもシノダケに白い花が
一面に咲き乱れたような状態である。
シノダケもほんとうにこんなにきれいな花が咲けばどんなにすばらしいだろう
などどつい思ってしまう。
佐藤家は天候のため到着は昼過ぎの模様、よって私たちは近くの
チャイネで餃子を食しカインズホームで調達をし、サイトに戻った。
サイト前にはすでに隣人達を乗せたパジェロがとまっていた。
さっそくキャビンでビールを飲み交わしながら6年ぶりの登場を祝した。
隣人は開拓に驚き、喜び、さらに
陽子さんはキャビンが大変気に入ったらしく、たまたま持ってきていた
ログキャビンのちらしを見せると隅から隅まで食い入るように見つめていた。
最近は40~50万でここと似たようなキャビンが手に入るようである。
イメージが膨らむ、膨らむ・・・
全員でスーパーいけがみへ食材の買出し、さらに板室温泉に向かった。
グリーングリーン初体験の隣人はここもタイソウ気に入ったようだ。
サイトに戻りランプに火をともし夕食の準備にかかった。
七輪焼き&いものこ汁というメニューである。
雪は止み、星が瞬きだし、あたりはすっかり「極寒」うっすら白いサイト。
気温はブルブル0度。が、夜空を楽しみつつ、6年ぶりにサイトに来た
隣人ファミリーは防寒着を着込み、アウトドアディナーとなった。
タツキとひかるくんはすっかり暗くなったサイトで懐中電灯を照らしながら
スコップでおとし穴を掘りまくってはしゃいでいた。
満天の星空のもと佐藤ファミリー6年ぶりの那須サイトの夜がふけていった。
先史時代の反乱軍メンバー
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