もう12月も半ばになるのでそろそろ水抜き作業が必要な時期となり
どうにか一日だけ時間を作り日帰りで那須へやってきた。
タツキは学校行事でオーストラリア(ケアンズ)まで2週間のホームステイ中なのでユキと二人である
サイトの木々はすっかり葉を落としテラスの屋根やデッキは落ち葉が吹き溜まりのように積もっていた
落ち葉掃きや部屋の掃除などをしていると以前利用していたグリーングリーンの回数券の残りが出てきた
有効期限はないようなので使えそうである
ということで久々にグリーングリーンにいくことにした。
なつかしい道路をドライブして昼ごろに到着、概観は以前とほとんど変わりなかったが
中に入ってみるとやたらと注意書が目に付く。
休憩室では「座布団を枕代わりに寝てはいけません」
湯のみ用の流し台には「ここで入れ歯を洗わないでください」と書いてあった
風呂場には「湯船でヒゲを剃ってはいけません」、「湯船で歯をみがかないでください」
「毛染めはしないでください」などなどあげたらきりがないほどであった
最近は利用者のモラルがかなり低下しているらしい。
そんな中、脱衣室である写真をみつけた
「綱の湯のいわれ」といった説明書の中の昔の共同浴場の写真である
綱の湯というのはグリーングリーンの露天風呂のひとつで屋根の梁から綱が3本ほど垂れ下がっている風呂である
以前からこの綱はなんなのか気になったがその頃にはこの写真付の説明文はなく
「以前は縄につかまって入浴していた」といった案内であったので
なぜ綱につかまる必要があるのか理解できなかった。
湯船につかり綱につかまると体が湯船の中で浮き上がってくる
お湯の中で浮遊する感覚がおもしろかったがこのために綱があるとは思えなかったのだ
しかしこの写真付説明文でよくわかった。
この綱はのびのびと温泉につかるといったイメージとは正反対な利用のされ方をしていたのだ
広さが限られていた共同浴場の湯船ではより多くの人が入れるように深くしたのである
ようするに立ってお湯につかるということである
写真を見るとまるで満員電車状態である。そしてこの綱は満員電車におけるつり革と同じで
体を安定させるものであったのだ。
はっきりいってこの写真をみて「こんな温泉に入りたいな・・」と私は思えなかった。
さらにこの写真は女風呂で誰一人としてカメラに視線を向けていない。
どういう状況で撮影したのか不明である。
とはいうものの久々のグリーングリーンをゆっくりと満喫させてもらった。
昭和30年頃の共同浴場
------------------------------------------------------------------------------------------------------ 綱の湯とは・・・ 昭和30年代前半には1箇所の共同浴場を中心に5軒の旅館があり、湯治客で賑わいを見せていました。 写真はその頃の入浴風景で、浴槽の底から源泉が湧き出す共同浴場は、 より多くの人が入れるように浴槽が深くなっており、湯治客は安全のため綱につかまって入浴をしていました。 綱の湯」は、かつての板室温泉湯治場風情を再現したものです。綱につかまってゆっくりと下野の薬湯をお楽しみください。 -----------------------------------------------------------------------那須塩原市施設復興公社ホームページより |
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でした。
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