2010年7月16日金曜日

隈めぐり

石の美術館で放映されていたビデオ(NHK番組)で隈研吾は
「はずかしいからなるべく目立たない建築をつくりたい」と言っていた
目立ちたがり屋が多い建築家の中では異質である。
最近では日経で「負ける建築で勝つ」というコラムが掲載されていた
東京では根津美術館の設計をしているし歌舞伎座のリニューアルも彼が手がけている
海外のプロジェクトも多く、旬な建築家だ。
コンクリート打ち放しではなく自然素材を利用する作品が多いようである
(「負ける建築」とはコンクリートで征服するのと対極の「自然な建築」という意味らしい)
栃木でも様々な作品があり今回下記の四ヶ所をバイクで巡ってた
・石の美術館(那須町)
・那須歴史探訪館(那須町)
・那珂川町馬頭広重美術館那珂川町)
・ちょっ蔵ひろば(高津町)
石の美術館は何回か訪れているお気に入りのスポットである
芦野石という現地の安山岩で既存の石蔵をベースに設計されたコンパクトな美術館である
近くの芦野石の採石場は屋外ステージとしても利用できそうな穴場スポットである
芦野石はサイトの母屋でもアイランドキッチンで採用している石だ
那須歴史探訪館は石の美術館のすぐ近くにある小さな博物館で
和紙や蔓などの素材が利用されていてホールへのアプローチなどは広重美術館と似ている(竣工は2つとも2000年)
馬頭広重美術館は八溝杉のルーバーで建物全体を囲いこんだイメージでサイトの百葉テラスを思わせる 
ちょっ蔵ひろばは宝積寺駅前にあった3棟の大谷石の石倉をホール、飲食店、商工会館のある
広場にリニューアルしたものでホールはバンドのメッカとなっている。

芦野石採掘場 石の美術館 那須歴史探訪館  馬頭広重美術館  ちょっ蔵ひろば

今回金曜午後に男のみでスタート。サイトには6時前に到着した。
関東地区は梅雨明け宣言がなされ夏本番となったが
残念ながら夜に蛍を見ることはできなかった。蛍の季節は過ぎたようだ
都会の熱帯夜が嘘のように朝晩は風がすずしくなり快適である
土曜日は午前中に芦野までツーリングに行き、昼過ぎにユキを迎えに那須塩原の駅に向かった
日曜日は10時から4時間ほどかけて広重美術館、ちょっ蔵広場までのツーリングを楽しんだ 今回のメニュー
7/16
  • 夜 お好み焼き
    7/17
  • 朝 麻婆豆腐
  • 昼 黒磯の蕎麦屋(水車)
  • 夜 鳥手羽のスープ
    7/18
  • 朝 さんま定食
  • 昼 焚き火ピザ
  • 夜 ゴーヤチャンプル
    7/19
  • 朝 納豆&卵焼き定食

    でした。
  • 2010年7月9日金曜日

    激女の滝と源平合戦



    激女となった乙女の滝

    土曜の朝は思っていたよりいい天気で絶好のツーリング日和となった
    下は黒い革のパンツとブーツ、上はTシャツという夏、冬折中スタイルで2週間ぶりにバイクにまたがりエンジンをかける。
    前回はかなりだだをこねていたエンジンであるが今回は2回目のキックで始動した。
    那須街道に出て南が丘牧場から板室に向かうワインディングロードはお気に入りのコースである
    途中乙女の滝という観光スポットがあるので久々に立ち寄ってみた。
    糸状の細いいく筋もの滝を乙女の髪にたとえたというやさしいイメージの滝であるが
    この日は前日の大雨のせいか水量がすさまじく乙女というより激女の滝という感じであった。

    今回はタツキが試験休みだったので仕事の都合をつけ金曜の昼前に二人&1匹でサイトに向かった。
    平日昼間のためETC割引が多少あったが高速料金は3000円となり通常より1300円高であった。
    サイトは最近の豪雨のためかかなり湿度感が高く水飽和状態といった感じである
    残念なことにOKツリーの輪の部分の先の枝が枯れて折れ下がっていた。
    夜は強い雨となった。梅雨の終わりに近づいたらしい
    翌朝は予想以上に晴れ渡り朝からツーリングを楽しめた。 昼過ぎに那須塩原駅まで由紀を向かえにいくついでにドンキホーテでバイク用のグローブと車の腰当てを購入。
    夜は新品のル・クルーゼの鍋でローストビーフとなる
    夕食後、数匹のホタルのあかりが見えた。 その中の一匹が明かりのついた母屋に誘われるようにやってきて 網戸にとまった。
    由紀が捕まえてみると今までみたホタルより明らかに小さかった ので平家ボタルだと思われる
    サイトでは源氏蛍、平家蛍による源平合戦が繰り広げられていたのだ。
    今回のメニュー
    0709

  • 昼食 大谷PA
  • 夕食 焼肉
    0710
  • 朝 パン
  • 昼 黒磯ラーメン
  • 夜 ローストビーフ
    07/11
  • 朝 さんま定食
    でした。 オヤジの独り言
    7月30日から8月3日にかけて「山のシューレ」が開校する。山のシューレはビオトープ那須で毎年、夏に開催されるアカデミックなイベントである
    以前レポートした石舞台でも7月30日に聞き舞台というイベントが行われる。かなり興味深い内容である。

    山のシューレホームページより抜粋-------------------------------------
    【第3部】 聞き舞台 『地霊に聴く。「おくのほそ道」那須幻想』
    出演:安田 登(能楽師)、槻宅 聡(能楽笛方)、奥津 健太郎(能楽狂言方)
    <開き舞台>
    「補陀落(ふだらく)」=観音菩薩の浄土といわれた栃木県日光。かつては、死を遂げてご加護をいただく「補陀落渡海」の風習もあり、日光への旅は 死と再生の旅でもありました。この開き舞台では、その北上に位置するこの那須という土地を、再び生をいただく「再生の場所」と解き、『奥の細道』を地に 『夢十夜(夏目漱石)』を綾に、こもごも交錯する語り(安田)の中で、狂言師(奥津)、コンテンポラリーダンサー(楠美)、能管(槻宅)
    そしてチェロ(新井)と豪華キャストがコラボレーション。クライマックスの那須の九尾の子狐太鼓の響きとともに、土地の物語を繰り広げていきます。
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