以前紹介した「青春18きっぷ」を利用して仙台、松島、平泉を巡り帰路に那須に立ち寄ったのである。
仕事関連で仙台平野にある屋敷林「居久根(イグネ)」を視察、311震災半年後の状況、平泉の毛越寺庭園の視察などが目標であった.。
9/8(木)早朝上野から輪行で仙台に向かった。
宇都宮、黒磯、郡山、福島で乗り換えて昼過ぎに名取に到着。
ロードバイクで近くの洞口家のイグネを訪ねた。イグネとは仙台平野などの農家に見られる屋敷林で
田園に浮かぶ緑の島のように見える。この屋敷林は家屋を自然災害から守り、微気候を調整し
さらに食用、建築資材などに利用してきた。まさに屋敷林との共生生活なのである
今回の震災でも津波で漂流した船が他のイグネの樹木で止まり母屋を災害から守ったというレポートがある
屋敷林は全国にもあるが富山県砺波市の「カイニョ」とよばれる屋敷林も有名である。
洞口家は震災による被害は見受けられず、この住宅を利用して自然学校のようなものが行われているようであった
以前NHKで仙台市長喜城のイグネが紹介されていたのでそこも立ち寄ってみたが被害はなかったようである。
名取から松島まで2時間30分ほどでロードバイクで移動したが、私の通った幹線道路ではまったく震災による被害らしいものは見当たらなかった
東京にいてテレビを見ていると仙台平野全体が被害にあったようなイメージを受けてしまうが現実は違っていた
同じ仙台平野でも無傷のところもあれば深刻な被害を受けているところもあるということを改めて認識した
松島は海辺の街なので多少被害は見受けられたが観光客も多く賑やかであった。
松島からJRで小牛田乗換で一ノ関に移動し、一ノ関から平泉までロードで向かった
平泉の毛越寺は以前から興味はあった。午後5時に到着したが残念ながら入場は4時半まででその日は入場できず 近くにある寅さんに出てくるような昔ながらの旅館に宿泊した。
毛越寺は浄土形式庭園と呼ばれる平安時代の天国テーマパークのようなものである
建物は消失したが庭園は残り当時を忍ばせている
翌日(9/9)は早朝中尊寺を見て、朝食後待望の毛越寺を見学した
消失した建物を思い描いて庭を眺めるとタイムスリップをしたような気分になる
残念だったのは庭園の名所である立石が震災で倒れてしまい立ち込みの工事中だったことである
考えようによってはこれも珍しいものが見れたという事でよかったのかもしれない
10時前には平泉駅を後にしてJRで小牛田、仙台、白石、福島で乗換て午後3時過ぎに黒磯で下車した
いつもは下り電車で下車する黒磯駅であったが今回は「帰ってきた」といった感じであった
この旅で「青春18きっぷ」は無事使いきることができた
ちなみに11500円で購入したが全行程の運賃は24240円であったので十分元は取ったのである
黒磯駅から50分ほどロードバイクを漕いでサイトに到着したが
サイトの乾燥機が落雷のためなのか停止していてかなり湿っぽい状態であった
特に洗面所周りがカビでひどい状態になっていたので、その後大掃除となってしまったのである
翌日は昼にサイトを出発して2時間ほどのサイクリングで片岡駅に到着。宇都宮乗換で東京に向かった
今回のメニュー
0909
0910
でした。
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