2015年7月14日火曜日

那須岳火山防災マップ

那須岳火山防災マップ(一部抜粋)
那須岳火山防災マップ(2010/3)

サイトでたまたま那須岳火山防災マップというパンフレットを棚から見つけた。以前どこかで手に入れたもので改めてよく読んでみた。
母屋建築の契約時に火山の事が気になりビルダーの社長に茶臼岳が爆発したらこの辺はどうなるのでしょうと聞いたら爆発しても溶岩は反対側に流れるから大丈夫ですよと自信満々に言っていたのを思い出す。[2001/5/19](この防災マップが公開される前の話)
しかしこのマップによるとマグマ噴火が起きた場合火砕流は5分程度でサイト近くの二期倶楽部あたりまでやってくることがわかる。湯本、御用邸、南ヶ丘牧場、ダイユーなど主要な地域は火砕流、泥流に飲み込まれてしまうのだ。
マップ上ではサイトの位置(赤星印)はかろうじて被害想定区域外 (地形を見ると黒尾谷岳が火砕流を防いでいるように思える)になるが被害の範囲は噴火の規模により大きく変化するのでサイトが無事である保障はない。 マグマ噴火は数千年に一度を言われており1408年に中規模なマグマ噴火が起きているので次のマグマ爆発は3000年以上先の話という事になるが 約100年に一度といわれている水蒸気爆発が実際は1846年から現在までの約170年間に5回も発生している(最近の水蒸気爆発は1963年)
最近、箱根の大涌谷の火山活動が活発になり観光産業等への影響が深刻化している。昨年は御嶽山が噴火し多くの犠牲者がでた。
茶臼岳は気象庁が地震計、衛星利用測位システム(GPS)などで常時監視を行っている47活火山に含まれている。 ちなみに2014年10月23日の火山噴火予知連絡会の定例会では那須岳(茶臼岳)は「火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められない」噴火予報は「平常」とされた。
しかし爆発した御嶽山も直前まで「平常」だったのである。
噴火警戒レベル1の呼称は以前は「平常」であったが、2014年9月27日の御嶽山の噴火の後「安全だという誤解につながる」という声が上がり、2015年5月18日より「活火山であることに留意」に変更された
噴火警戒レベルの対象になる火山は30ヶ所で20火山がレベル1、レベル2以上は下記の通り レベル2(火口周辺規制)
吾妻山(福島県)草津白根山(群馬県)諏訪之瀬島(鹿児島県)浅間山(群馬県・長野県)御嶽山(長野県・岐阜県)阿蘇山(熊本県)
レベル3(入山規制)
新燃岳(鹿児島県・宮崎県)箱根山(神奈川県・静岡県)桜島(鹿児島県)
レベル4(避難準備)
なし
レベル5(避難)
口永良部島(鹿児島県)
(2015/7 現在)
今回も火曜から土曜早朝にかけて猫2匹とサイトにやってきた。
前半はよい天気だったが後半は台風の影響で雨が降り続いた。

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