2001年4月28日土曜日

お座敷てんぷら。

定番パターンになった金曜スタートでサイトに向かった。
天気は上場である。サイトに着いたのは夜11時頃で
その日はすぐに就寝。
翌朝田舎道ウォーキング
最高の天候に恵まれ21世紀のゴールデンウィークはスタートした。
10時にサイト増築計画の打合せを工務店の方とした。
その時那須町で採れる石の情報を聞いたので午後早速見に行くことにした。

石の名前は芦野石。
那須町の芦野というところで採れる安山岩で白河石とほぼ同じである。
その芦野石と白河石でつくられた芦野石の美術館というものが那須町にある。
この美術館がすばらしかった。
古い石倉と新しく築いた石の建造物、池で構成される空間の調和は
ただただ関心するのみである
すっかり芦野石にはまってしまった我々はそのあと芦野石の採石現場を確認し
サイト増築計画に芦野石を取り込むことを決意した。
サイトに一度もどりグリーングリーンで入浴してからスーパー池上で
夕飯の材料を買い込んだ。今夜はシラスコである。
実はNHKの番組「ためしてガッテン」で紹介されていた
アウトドア料理を実践してみようと思ったのである。
カルビ塊肉800gを炭火で焼きながら削いで食したのであるが
これが七輪炭焼きに最高、絶品、もう大変というぐらいうまかった。
シラスコそのものはブラジル料理であるが炭焼きアウトドアクッキングにマンムキ
(非常に合っているの意味)である。
さすが国民から強引に視聴料をとっているNHKである。
食べきれなかった肉はアルミホイールに包んでおけば
余熱でローストビーフの出来上がりとなる。
翌日(日曜)は9時過ぎに久々西沢氏が登場するとの事で
那須塩原に迎えに行った。
定刻通りに西沢氏登場。池上で買出しのあと
グリーングリーンでくつろぎ昼過ぎにはサイトに戻った
本日のメインイベントは昼間からお座敷てんぷらなのだ。
サイトにはとっても贅沢なお座敷がある。
土禁デッキである。
この時期は壁の代わりに若葉が辺りを包み込み、ウグイスの泣き声がBGMとなる。
久々に囲炉裏風テーブルを倉庫から出し土禁デッキに設置した。
中央にはカセットコンロにラ.クルセールの使い込んだホーロー鍋を置き
ごま油を少量加えたてんぷら油を熱する。
食材はもちろん野菜、山菜類である。
とくにこのサイトで採れるタラノメは必須アイテムだ。
残念というか憎たらしいというか近年このタラノメがやたらと盗まれる。
今年も目立つところのタラノメはもうすでに取られていた。
どうにか難を逃れた7~8芽を採取しお座敷てんぷらのスタートである。
冷たい水でといたてんぷら粉を山菜にまぶし
適温の油に落とす。
心地よい音とともにいったん沈んだ食材が浮かび上がる。
そこをさっと救い上げ油切の紙の上に置き
なまら塩(ちかくのそば屋で売っている塩)でアツアツを食す。
サクッという日本人にうまれてよかったと思う触感のあと
素材のうまさを10000%引き出したようなうまみが口の中に溢れ出す。
うまい!うまい!うまい!
言葉には表現できないこのうまさ。
てんぷらといえば一番うまいのはえび天だと思い込んでいる奴は
本当にかわいそうなまずしい輩である。
山菜てんぷらを若葉の中で食す。
あまりのうまさに舌鼓をうつ。
と同時にうぐいすがホーホケキョなどと相槌をうつ。
あ~改めて日本人に生まれてよかったと痛感する一瞬なのである。
日本人の幸福感を満喫したあと腹ごなしに近くの牧草地で
水ロケット遊びをした。西沢氏は初参加である。
私たちはまだ一度も成功していない2段ロケットにトライした。
空気を入れている途中で2段目が発射してしまうのがいままでのパターンであった。
しかし、この日は十分空気が入るまで2段目は発射しなかった。
カウントダウンを始めると何時の間にか沿道には車が4~5台こちらを眺めていた。
ゼロ!の合図をともに1段目のロケットのノズルキャップを引きおろすと
2段ロケットは見事に発射した。そして1段目が水を全部吐き出す前に
2段目が噴射。2段目は空高く舞い上がったのである。
予想もしなかった大成功。
沿道の車からも祝福をしてもらった。
こんなにいうまくいくとは?きつねにつままれた思いである。
よしこの調子でドンドン飛ばそう!とその後も何回もトライしたが
結局うまく飛んだのは一番始めの一回のみであった。
夜は昨日のシラスコが大変おいしかったので西沢氏にも是非食していただこうと
ということで連日シラスコということになった。
このメニューは那須サイトの定番になりそうである。
翌朝は6時起床。ユキが用事があったので朝食もとらずに
サイト撤収。西沢氏を朝7時30分に那須塩原で見送り帰路についた。

芦野石の美術館

2001年4月14日土曜日

ハイシーズンど真ん中。


01/04/14



やあ~ほんとにすばらしい季節である。
新緑の候、
木々の若芽が膨らみ始め
朝は5時を過ぎると明るくなり
爽快な朝の空気を思う存分楽しめる 刺す虫もいない。
うぐいすも鳴き方の練習をしているようだ。
ホーホケキョときれいに鳴くにはまだちょっと時間がかかりそうである。
スキーシーズンは終わったがゴールデンウイークはまだ先。
那須エリアはひっそりとしている。
朝晩はちょっと肌寒いがずいぶんと過ごしやすくなった。
まさにサイトの(one of the)ベストシーズンである。
いままでも何度も報告しているが那須のベストシーズンは決して夏ではない。
むしろ夏は最悪のシーズンに近い。連日の夕立と蒸し暑さそして害虫・・・
できれば避けたいシーズンなのだ。
金曜に半休をとりサイトに向かった。
金曜午後の割には都内はたいした渋滞もなく東北道にアクセスして
明るいうちにサイトに着くことができた。
SETSの設置やランプの準備などをしてから最近のお気に入りである
「イタリア食堂」に向かいタンシチューやステーキ、ボロネーゼなどを食した。
翌朝は久々の田舎道ウォーキングを楽しむ。
天気は最高。小鳥のさえずりのなか至極の朝食である。
今日は9時からサイト増築計画の打合せのため設計の方がサイトにやってくる予定である。
まだ少し時間があるなと思い朝からビールを飲んで気持ちよくなってた頃登場した。
朝の気持ちい日差しの中デッキにテーブルを出し打合せをした。
増築プランの特徴は
1)玄関なしの瓦土間
2)大谷石のアイランドキッチンを中心にした吹き抜けのダイニング
3)大きなデッキとゲートストーン
4)風呂場とつながるはだかデッキなどである。
これから予算をつめなければならないがプランはだいぶ固まってきた。
打合せのあとはカインズホームにて2段ベット用ラダーなどを調達した。
昼食は久々のビストロ伊良部で食べた。
今回は初めてステーキ丼を注文した。
この店の名物なのだがなぜが今まで頼んだことがなかったのだ。
絶品である。複雑にうまい!バターの風味と肉、ご飯のバランスが絶妙だ。
ただひとつの欠点はコンスタントに食べたら絶対に太りそうであるという点である。
食後は毎度のグリーングリーンで湯っくりするつもりであったが
ユキが風邪気味で体調がわるいので取りやめにした。
おかげでサイトでゆっくりと午後の時間を楽しめた。
ログサークルの杉丸太の皮を剥ぎ取り
タツキと焚き火をした。杉皮は着火剤のようによく燃えるのである。
夜はユキがうどんかそばなら食べられそうということだたので
そばや探しとなった。近くの十割そばは休み(最近やたら準備中である)
仕方なく久々に那須街道に向かった。「山ぼうし」なるうどん屋を発見、そこで
夕食となった。結構うまく、さっぱり柚子うどんやフライ定食もボリュームがあり
那須街道にしては値段も安くこれからも使えそうである。
病人がいるので夜は早めに寝た。
翌日も天気がよく最高の那須日和であった。田舎道ウォーキングを逆コースで楽しみ
充実の朝食&朝ビールで大満足の朝を満喫してから
昨夜行きそびれたグリーングリーンに立ち寄り帰路についたのである。

増築サイトイメージスケッチ。