2001年7月28日土曜日

感動のライブとピザ釜



羽化する21世紀オニヤンマ
01/7/28
感動的なライブであった。
その生物はサイトのコナラの枝に爪をしっかりとくいこませた
ヤゴの抜け殻にしがみつくようにしていた。
尾はまっすぐ下に向き羽は白く濁った色でたたまれたままであった。
ヤゴから脱け出たばかりのようである。
しばらく見ていると濁った羽が開きはじめた。
そして真横にピンと開ききった。枝にかかる十字架のようにも見える。
真下にまっすぐ伸びた尾の 先から時々水しずくが滴りおちる。
まるで体の中の余分な水分を絞り出しているようである。
じっと見つめる。
しばらくすると羽の濁りが徐々になくなり飴色のように輝く羽に変化した。
羽の内部に葉脈のように描かれた黒いラインが美しい。
黒と黄色の縞模様のコントラストが絶妙である尾の先からまた水が滴り落ちる。
そよ風が体全体を揺さぶる。
1時間ほど経過したころ羽が細かく揺れだした。
まるでエンジンをアイドリングしているようである。
アイドリングをしながら尾の先からは以前として水を絞り出している。
水の生き物から空中の生き物への劇的変化に身震いしているようだ。
アイドリングが続く。
その時突然前足が動き出した。そして頭をくるりと廻すように動かしながら
前足で頭をかきむしるような動作をした。
それが旅立ちの合図であった。
つぎの瞬間木立の中へ飛んで消えていった。 という感激のライブを土曜日の朝サイトに着くなり堪能したのである。
今回は西沢&鯨井の蕨コンビが参加予定だ。
午前中に工務店の方と打合をした。工事は無事、上棟となり
全体のアウトラインがサイトに出現した。
これからが一層楽しみである。
打合せ後ぱくぱくでランチをしてグリーングリーンにいった。
今回はユキが練習を兼ねて911のハンドルを握っている。
久々の運転のためかなり緊張したようであった。
その後スーパーいけがみで買い出しをしてからサイトに向かった。
今夜のメニューはタコマリネ、カツオのタタキ、シラスコそして主役のピザである。
蕨コンビは午後5時前にサイトに到着。
はじめて見る建築現場でプランの概略を説明した。
そしてグットタイミングで菊地誠商店に予約してあった生ビール10Lが到着した。
その夜は上棟を祝って盛大なビール&ピザパーティとなった。
鯨井君提供のピザ釜と七輪で焼いたピザは非常においしかった。
翌朝はシラスコ用の肉でローストビーフを焼き
朝から肉三昧の食事となった。10L生ビールも昨夜のうちに空になったため
朝から菊地誠商店に買出しとなる。
この店は朝7時半~夜9時まで営業しているまさしく便利なコンビニ(よろずや)なのである。
結局朝8時から昼まで飲み食いしてしまった。
昼過ぎにサイトを撤収してから矢板温泉に立ち寄り帰路についた。

ピザ釜と七輪

2001年7月21日土曜日

カブトムシ捕獲大作戦。



サイトのコナラを登る菊地誠商店カブトムシ

今回は関越道から金精峠を超え那須に向かった。
木曜からユキとタツキは中之条にある杉並区の宿泊施設にグランマたちと
行っている。金曜日の朝、迎えにいきそこから那須に向かったためである。
夏休み突入3連休初日だけあって関越道は朝から40km渋滞であった。
寝坊して6時にスタートしたためあえなくこの渋滞にはまり中之条到着は
10時過ぎとなってしまった。
タツキたちはグランマが年間契約で利用している貸し農園の作業で
張りきっていたらしくジャガイモやトウモロコシを山のように収穫した。
中之条から沼田を抜け金精峠に向かう途中、丸沼でランチとなった。
ここは湖畔の景色がすばらしくさほど人間も多くないので
穴場である。ランチはラムの鉄板焼。昔ジンギスカン屋でアルバイトをしていたので
ラム肉の焼き方はちょっとうるさい。まず野菜から焼くのがポイントなのだ。
隣のテーブルはその基本を守れなかったらしく、黒焦げでまずそうだった。
湖畔のランチのあとは那須に向かって金精峠、戦場ヶ原、いろは坂などを気持ち良く走った。
今市市から矢板に抜け那須に到着したのは4時近くである。
サイトには予想しなかった構造物がたち上がっていた。
足場である。
建物の基礎周りに高さ約6mほどの足場がそそり立っていたのである。
自らサルと名乗り、筋肉番付(TV番組)のサスケのファンであるタツキは
この突如現れたサスケセットもどきに狂喜乱舞し、早速登り始めたのである。
つられて上ってしまったが地上6mからの眺めは今まで見なれていた場所が
また違った見え方がしておもしろい。

今回タツキにはどうしてもゲットしたいものがある。メスのカブトムシである。
カブトムシを飼い始めたタツキの次の目標は産卵なのだ
そのためにはメスカブトムシが必須である。
そこでカブトムシの捕獲作戦となった。
ランプのケースを逆さにしてクヌギの木に吊るし
その中に餌を入れておく方法だ。
餌の匂いにつられてケースに入ったカブトムシはケースがすべるため
もうそこから這い上がることはできなくなるというトラップである。
サイトの近くにクヌギ林があるのでそこで2箇所にトラップをしかけ
翌朝確認することとした。
夜は前回行ってタイソウ気にいったカレー屋ぱくぱくにいった。
夏休み突入3連休であって店は超満員。
カレーが出てくるまで1時間もかかってしまった。
チーズケーキとワインは次回に繰越。

翌日早朝さっそくカブトムシトラップを見にいった。
祈るような気持ちでタツキが中を覗き込んだが残念ながら収穫なし。
蟻しか入っていなかった。
タツキはかなり残念な様子。トラップをしかけた木の間違いだったのか?

その後サイトのコナラの木を見上げてユキとタツキが騒ぎだした。
まずクワガタが飛び廻っていたのをユキが見つけ
その動きを追っていくとコナラの木の高いところに着地したのである。
よく見るとクワガタ以外にもオスとメスのカブトムシがそこにいたのだ。
どうにかして採りたいと思ったがかなり高く、登っていくことも出来ないので
どうしたものかと諦めかけていたその時である。なんと木から
メスカブトムシが落ちてきたのである。
棚からボタ餅のごとく落ちてきたメスカブトムシを
すぐに掴み飼育ケースに入れた。
タツキは突然のメスカブトムシゲットに狂喜乱舞状態の大喜びであった。
こうなるとオスカブトムシもいっしょにしてあげたいと思い
サイトにあるパイプをつなぎ合わせて超長い虫取り網をつくった。
まるでTV通販の高枝切りバサミのような形状ではあったが、やや不安定な
ユラユラするパイプを持ち上げカブトムシが止まっている場所まで
どうにかたどり着いたので網の中に入れようとしたとき網に当たったカブトムシが
落ちてきた。
カブトムシは羽があるが木から落ちると途中から飛び立つことはできないようである。
羽を広げようと試みるがそのまえに地面に落ちてしまうようでメスもオスも地面に
落ちた瞬間は広げきれなかった羽をたたもうともがいているようであった。
という事でゲットしたサイト純正カブトムシカップルはタツキの飼育ケースに収まった。
ちなみにケースが狭いので今まで飼っていた
菊地誠商店カブトムシはサイトのコナラに放してあげた。

9時過ぎに建築業者の方と打ち合わせをして
外壁や屋根の色決めをした。
その後、西那須野の展示場でサッシ関係の確認をし、
矢板IC至近の城の湯に立ち寄ってから帰路についた。

足場ではしゃぐ小猿タツキ

2001年7月14日土曜日

アジサイ真っ盛り



サイトの近くに咲く楚々とした紫陽花

紫陽花がきれいである。
那須では梅雨が明けてからもまだまだ紫陽花が盛りである。
夏の那須には紫陽花のイメージある。
やはり那須街道の紫陽花道路の印象が強いからであろうか
または気候にあわせとても長い時期咲きつづける特性のせいだろうか、
道路沿いに植えられた紫陽花はどれも見事な花を咲かせている。
辺りは盛りだというのにサイトに数年前植えた紫陽花には
花が咲いていない。どうしてしまったのであろう。
植えた紫陽花は今年は残念な状態であるが
サイトに自生している紫陽花の仲間は可憐な花を咲かせていた。
ノリウツギである
この樹皮から採れる粘液を和紙を漉くときの糊として利用するそうだ。 今回は金曜の午後4時スタート
やはり都内の渋滞を抜け出すのに一苦労したが
サイトには8時前に到着。イタリア食堂で夕食を楽しんだ。
イタリア食堂に行く途中、菊地誠商店で晩酌用のビールを購入し
なんとその時カブトムシを2匹貰った。
情けないことにタツキはカブトムシがつかめず、あげるよと差し出されても
怖がって後ずさりしてしまうのである。これではいけない。
そこでカブトムシを怖がらなくするためにカブトムシを飼うことにした。
貰ったカブトムシはオスが2匹。とりあえずビニール袋にいれて
もち帰った。...がイタリア食堂での食事のあとのビニール袋を覗くと
1匹しかいない。車内にいるからと探してみたが見当たらなかった。
なかなかスバシッコイ奴で脱出に成功したようである。
サイトに戻り残った1匹のカブトムシを容器に入れる。タツキも大分慣れてきたようで
恐る恐る手を伸ばしてカブトムシをさわることに成功した。
翌朝は田舎道ウォーキングのあと朝からビール付きの朝食を楽しんだ。
増築サイトの工事は順調に進みすでに基礎はたち上がって型枠も外れていた。
中々きれいな仕上がりである。内部は湿気防止のため捨てコン程度を打つ予定であったが
地盤の支持力が不足気味で1m強のコンクリート支持杭を内部に4本つくったので
構造的に鉄筋コンクリートになった。
この当たりの表層は1mほど黒土が堆積しているらしい。
9時からは基礎工事屋さんが現れ4人でもくもくと仕事をこなしていく。
10時過ぎに建設業者の方と打ち合わせをしてその後グリーングリーンに向かう。
ランチは黒磯のラーメン一番屋。カインズホームでカブトムシ用の飼育箱と餌のゼリーを購入した。
サイトに戻ると生コン車が狭い道路に斜めに横たわりコンクリートを流し込んでいる真っ最中であった。
タツキはコンクリート流し込みよりやはりカブトムシに興味があるらしく早速買ってきた
ケースに土と枝と枯葉を入れカブトムシの家づくりを始めた。
夕方から激しい夕立となってしまった。工事の方はコンクリートの養生を手際良くすませ、
デッキの基礎の捨てコン打ちまでやってくれた。これでコンクリート系の工事は
全て終了である。ご苦労様でした。
車で5~6分のところにある「森のカレー屋さん」(ぱくぱく)に初めていった。なかなかおいしく
辛さも好みで選べる。私は激辛にしたがただ辛いだけでなく深みのある味でよかった。
次回はチーズケーキとワインも楽しもうと心に決め、サイトに戻り早めに就寝。
翌朝は炭焼きまるごとトウモロコシを食し帰路についた。

サイトに咲くノリウツギ

2001年6月23日土曜日

地下50mの世界へ。



地下50mの世界へ導くドリルの先端。

井戸を掘った。サイトでは給水管を引き込むことも可能であったが
水道を利用するために払わなければならない加入金がなんと

70万円!!!


もするのだ。かつ毎月の基本料金も4000円ぐらいかかるというのである。
そこで井戸に挑戦することとなった。
費用は加入金や基本料金を考えると同程度であるが
水を自分の土地で自給するという精神はこだわってみたい。
井戸は50m掘ることになった。
地下50mの世界はどんなであろう。
いまここにサンダーバードに登場してくるジェットモグラがあれば
是非たずねてみたいものである。
井戸の業者の話によると地下50mには
火山灰が堆積しているらしい。
井戸を50m掘り十分な水が出たのであるが水質に若干問題があるということ。
鉄分が多いらいしいのである。
通常50m掘れば水質的には十分満足できる地下水がでるらしいのであるが
このあたりは火山灰の堆積層が厚くそれが原因のようである。
鉄分補給の栄養ドリンク剤などがあるので鉄分はなんか体に良さそうであるが
「過ぎたるはおよばざるにごとし」という事で
やはり多すぎると体にもよくないし、水道管や浴槽、シンクなどの水廻りの機器も
当然影響をうけるわけである。
そのため利用可能な水にするためには鉄分を除去するフィルターが必要になってしまった。
水は生活に必須であるが
生活していると汚水も必ずでる。
トイレやキッチン、お風呂などから排水される水は
汚水処理場が整備されている街では
道路に埋まっている汚水管を流れて処理場で処理され
川に放流される。
サイトのように汚水管がない場合は敷地の中に浄化槽という
小型の汚水処理場を設置してそこで汚水をきれいにする。
今回この浄化槽をキャビンの南側に設置した。
きれいになった水は通常は敷地内で浸透されるのであるが
サイトは地下水位が高く自然浸透があまり期待できないという事で
せせらぎに放流することとなった。
浄水した水ではあるがホタルの棲むせせらぎに放流するのは
ちょっと抵抗があったが浄水槽の性能に期待したい。 今回は土曜日の早朝に東京を経ちサイトには8時前に到着した。
工事中なので夜くると足場が悪かったりどこがどうなっているか
わからず危険なので早朝到着プランにしている。
10時に建築業者の方を打合わせをして昼に那須塩原に向かった
今回は久々にフーちゃんが来るのである。
時間通りにフーチャンを迎え黒磯のマンジャーレでランチとなった。
天気はどうにか雨も降らずどんよりとした曇り空だ。
その後あじさいロードをドライブしながらバリ屋に行った。
あじさいは見頃にはまだちょっと早かったようである。
フーチャンもバリ屋は結構気に入ったようだ。
この日は仁さんファミリーも夜から飛び入りで参加する事になった。
仁さんたちは近くの貸し別荘を借りるらしい。
グリーングリーンで入浴の後、仁さんファミリーと合流した。
夕方からあいにく雨が降り出した。
貸別荘は那須サファリパークのそばでキッチンなども充実していたので
そこでみんなで夕食を楽しむことにした。
スーパー池上で買出し。メニューは結構肌寒かったので「おでん」に決定。
調味料、鍋などの資材はサイトから持ち出し結構ゴージャスなディナー
となった。貸し別荘とサイトは車で10分の距離である。
夕食を楽しんでから9時過ぎにタツキを仁さんファミリーにあづけ
我々とフーチャンはサイトに戻った。
サイトに戻ると雨は一時的にあがっていた。
ランプの明かりがほんのりと残るサイトの窓は
なんだか我々の帰りをずっと待っていたようで
愛しく思えてしまう。
すると窓の明かりではなく
もっとほのかな小さい明かりがサイトの廻り飛び交っていた。
ホタルである。このサイトで初めてホタルを発見してから
もう数年たつがホタルは元気のようだ。
下草を伐採したりキャビンを建てり、デッキを作ったりして
生態系には大分影響を与えていると思っていたが
ホタルは生き続けてくれている。ありがたい。
ほんとうにありがたい。
今回キャビンより大きな家を建てる。
井戸を掘ったり、浄水槽を設置したりして
今までより生態系にさらに影響を与えてしまうのは避けられない
来年もこのホタルの淡い光が飛び交ってくれることを願いながら
闇夜の樹林に瞬く光を見つめた。
翌日はあいにくの雨。
仁さんファミリーの貸し別荘で朝食を楽しんでから帰路についた。

設置された浄化槽

2001年6月9日土曜日

鬼ごろしと地鎮祭




伐採予定樹木に鬼ごろしを献上。

今回は土曜朝8時にサイトに到着した。
東京を朝5時半にスタートしたがこの季節は朝4時半から明るい。
今日は10時半に工務店の方と現場立会い、位置確認などをする予定である。
朝はOn the wayで購入した朝食をサイトで楽しみ建築予定地などを確認しながら
打合せの準備をした。
予定通り工務店の方がサイトに到着。
今日は現場代理人の方とも会い位置、工程の打合せをした。
来週から伐採を行い井戸掘削、浄化槽設置、倉庫移動、基礎工事....という段取りで
進めていくこととなった。 打ち合せ後、黒磯で昼食、買出しをしてサイトに戻った。
いよいよ来週早々から伐採という事なので自分たちだけで地鎮祭を行うことにした。
地鎮祭とは「建物を建てる時、地の神様が怒らないようになだめる行事。」
らしいと自分で勝手に解釈している。建物を建てるために環境(植生)を
破壊してしまうことはやはり人間のわがままなのだろう。
しかし1本の植物も伐採せず自然林に建物を建てるのは不可能に近い。
建築物を建てる以上植生は犠牲にならざるえないのが現状である。
だとすれば伐採せざるを得ない樹木には私どものわがままをお許しください
(できるだけ伐採がすくないプランを追求したつもりであるが)
という意味合も込めて許しを乞う事が必然であると思う。
という理屈のもと伐採予定樹木に日本酒を捧げ許しを乞いたのである。
またサイトの大きな岩を「地の神様」ということにしてそこにも酒をたっぷりそそいだ。
地の神様が酔っ払って何だが分からない内に着工してしまおう。という作戦である。
これで地の神がほんとうに鎮まるかはちょっと疑問であるが
「何にもしないよりいいだろう!」
という事で決行した。
ちなみに鎮めるために献上した酒は地元酒の一つである十一正宗の「鬼ごろし」という日本酒である。
地の神を鎮めるならこのくらいのネーミングの酒のほうが効き目がありそうである。
我流地鎮祭を強行してからひさびさにグリーングリーンにいった。
夜はイタリア食堂でゆっくり食事をして早めに床についた。
翌日は朝からあいにくの雨であった。今回は東京で昼から予定があったので
朝食もとらずに8時に雨がお神酒を流しきる前に帰路についた。

2001年5月19日土曜日

カエルガーデン



カエルガーデン

今回は変則パターンで由紀と二人でサイトに来た。
というのは今回の訪那はまずサイトの建築工事の契約、
さらに納屋の整理、そして決して人任せに出来ない着工前に
伐採されては困る植物を移植するためである。
タツキは学校があるので東京で留守番である。 金曜の夜サイトに到着し翌朝はお気に入りの早朝ウォーキングの時間も惜しんで
移植と移動する納屋の荷物整理を始めた。
納屋の整理は順調に進んだが移植は結構手間取った。
ゲートに植えたヨーロッパゴールドやニシキギ、ガマズミ、アジサイや
山野草ファンには生唾もののマムシグサや那須サイトの誇り、タラノキなど
移植しなければならない植物は結構な数になる。
9時から黒磯にある建築会社で契約の予定なので残りは契約のあとに・・・
約束の時間に会社に到着して無事契約調印。
雑談で那須岳がもし噴火したらという話になったが
そこの社長の理論では爆発しても溶岩は裏にながれるから那須は大丈夫である
と太鼓判をおしていた。
さすが社長になる人物の自信に満ちた思い込み言動には恐れ入る。
契約後サイトに戻り移植の続きを行なった。
キヌタソウ、マムシグサやタラノキもせせらぎのそばに移植し、
バリ屋で購入したカエルの石像を番犬ならぬ「番蛙」として置いた。
ちなみに欧米ではカエルは庭の神様として偶像化されている。
たぶん害虫をエサにするからであろう。
予定していた移植をものすごいスピードで終え、2時すぎに帰路についたが
途中の高速で予想外のすさまじい豪雨に遭遇した。
さいわい無事であったが東北道が雨で川のようになってしまったのは
まったく初めての経験であった。
走行車両はみな文字通りそろりそろり非常灯をピコピコさせてかろうじて動いた。
車内で「ハイドロプレーン現象」は禁句であったことはいうまでもない。

2001年5月12日土曜日

ギョ!マムシだらけ?



マムシグサ

マムシといっても毒蛇のマムシではなく植物のマムシグサの事である。
マムシグサは以前からサイトに自生していたが1株のみで他には見当たらなかった
それがなぜか今年は6株ほど出現し、その特徴的な花を咲かせていた。
茎の模様がマムシの模様に似ているためマムシグサを呼ばれているようであるが
別に花に毒があるわけではない。
花が終わると大仏の頭みたいな形の真っ赤な実がなる
これも花と同様かなり特徴的である。 今回も定番の金曜夜スタートとなった。
夜8時東陽町発でサイトには10時半に到着した。
翌朝は快晴。田舎道ウォーキングを楽しみ。朝食をとる。
このところ天気には非常に恵まれている。
土禁デッキにゴロンと寝転び空を見上げる。
コナラ、クヌギ、クワ、カシワ、クリの若葉が一斉に芽吹きだし
朝日に照らせれた淡い緑色が雲ひとつない青空に溶け出すような
すばらしい絵柄となっていた。
ウグイスはまるでエンドレスのBGMのように
途絶えるころなくいたるところでさえずり合っている。
10時前にサイト増築プランのため建築業者の方と打合せをした。
プランも大分かたまってきたので今月中には契約となりそうである。
昼近くまで打合せをしてから久々にビストロイラブでランチとなった。
ところがいつになくたつきに元気がない。
朝から咽が痛いといっていたがどうやら風邪をひいたらしい。
たつきの大好物であるハンバーグステーキもいつもならペロリと
たいらげていしまうのだが今日は残してしまった。
その後カインズホームで植木鉢を購入した。
別に花を植えるためではない。
以前作成したスーパードライ浄水器の中が錆びてしまい
浄水器として使いものにならなくなってしまったので
今度は錆びない素焼の植木鉢を利用しようと思ったためである。
下に穴も開いているので都合が良さそうである。
そのあとダイユーにより夕食の買出し。
たつきの風邪薬も買いその場で薬を飲ませサイトに戻った。
植木鉢浄水器は思った以上にうまく出来た。
これでしばらくは川の水を中水として利用できそうである。
薬が効いてきたのかたつきも少し元気になってきた。
子どもの回復力は驚異的である。
特にたつきは2年間で小学校を休んだのはわずか1日なのだ。
夜は鰹のたたきである。サイト初挑戦のメニューだ。
七輪の炭火が若いうちにさっとあぶるように焼きしょうがとたれで食す。
うまい!。こんなにおいしいなら毎回やりろう。
炭火がおちついたところで焼はまぐりなどを楽しんだ。
翌朝は朝食ハイキングにトライした。
那須岳のふもとの八幡あたりのつつじをみながらの朝食である。
朝早いため他の観光客はいないのでこの風景を独占状態である。
しかし残念ながらつつじの見ごろには少し早すぎたようであった。
きっと来週あたりが最高の見頃になるであろう。
朝食ハイキングのあとはサイトまでワインディングロードのドライブを楽しみ
サイトに戻り後片付けをして帰路に着いた。

新緑がとけだしそうな青空