2001年8月18日土曜日

三猿



那須の森の三猿


土曜早朝那須に向かった。
今回は仁さんファミリーと仁さん地元友達ファミリーとの
3ファミリーの大集合となった。
仁さんファミリーたちは金曜日から那須に来ていた
サイト近くの那須の森という貸別荘がベースである。
タツキは先週の日曜日から葉山の仁さんファミリーに合宿していたので
我々より一足早く 那須にやってきた。
金曜日は近くの川原で遊んだらしい。
子供はタツキとひかる君、友達の太郎君の3人だ
小学生2,3年男子グループ、まさに3匹の子猿である。
私とユキは土曜の8時頃にサイトに到着した。
工事の方も大分進み、屋根は完成して2Fの床も張り終わっていた。
9時過ぎから業者の方と打ち合わせをした。
アイランドキッチンは芦野石を積み上げて作る予定で
そのデザインなどを詰めた。 10時頃仁さんファミリーがサイトにやってきた。
タツキとは1週間ぶりの再開であるが何となく一回り大きくなったような気がする。
昼前に打合せが終わりみんなで那須の森へ向かった。
那須の森はサファリパークのそばににある貸し別荘地であった。
せせらぎに面した家で2LDKの間取りである。
そして最近では珍しくなった汲取り便所であった。
このトイレは子供たちは初体験だったらしく
かなりセンセーショナルだったようである。
貸し別荘で一休みしてから池上に買出しにいった。
ランチメニューはユキのキーマカレー。ディナーメニューは焼肉となった。
子供たちは貸別荘廻りでクワガタ採りに夢中になった。
タツキがノコギリクワガタを発見して太郎君が木から落として採ったらしい。
結構立派なノコギリクワガタでこれに気を良くした3人はあたりにある木を探し廻った。
カブトムシやクワガタ採りのコツは
昼間コナラやクヌギに蝶や蜂が訪れている場所を探しておいて
夜採るのが一番合理的で確立が高い。
(サイトのクヌギの木でも確認済。詳しくはためしてガッテンのホームページをご覧下さい。 )
そこで食後の散歩を兼ねて子供たちと一緒にクワガタが出そうなコナラ探しとなった。
蝶や蜂に人気のある木は見当たらなかったが怪しげな木は数本チェックした。
夕方みんなで幸の湯にいった。
ここはグリーングリーンの近くにある。
数年前に一度だけいったことがあったが
改修したらしく大分イメージが変わっていた。
結構迫力のある露天の打たせ湯がありなかなか気持ちイイ。
今後はグリーングリーン同様に活用していきたい。
お風呂のあとは貸し別荘に戻りみんなで夕食。
昼間めぼしを付けていた木にクワガタを探しにいったが残念ながら発見するこはできなかった。
夜、私とユキはサイトに戻った。
翌朝、貸し別荘で朝食を楽しみ早めに帰路についた。

2001年8月4日土曜日

三つ巴戦



参戦したミヤマクワガタ

それはカブトムシ、ミヤマクワガタ、オオスズメバチによる三つ巴戦であった。
サイトのクヌギの大木に井戸の掘削のために切られた枝が
このところ昆虫たちに大人気である。
よほどおいしい樹液がでているのであろう。
当然一番おいしい樹液がでている場所の陣取合戦となる。
初めはカブトムシと小振りのミヤマクワガタの戦いであった。
体の大きさではカブトムシがふたまわりほどおおきかったが
ミヤマクワガたは唯一の武器であるクワでカブトムシの横腹を果敢に攻撃した。
カブトムシは始め無視していたがしつこいミヤマクワガタの攻撃に苛立ち反撃した。
ミヤマクワガタのクワを足で押え込み体を廻り込むようにしてミヤマクワガタの
背中にのりあげクワの攻撃をかわすと一気にミヤマクワガタを押し出したのである。
ミヤマクワガタは力の差を感じたのであろうか少し離れた場所に移った。
次に現れたのがオオスズメバチだ! サイトでは以前から夏~秋にかけてスズメバチをみかけるが
小振りのキイロスズメバチであった。
しかし今目の前でミヤマクワガタに攻撃をしかけているのはまぎれもなく
オオスズメバチである。
体長はミヤマクワガタとほぼ同等で4cmはある。
そして頭はあたかも黄色いおおきなヘルメットをかぶっているように見える。
日本に棲息する野性生物で最も恐ろしいのがスズメバチなのだ。
年間の犠牲者の数はマムシやクマなどを抜きダントツトップである。
ちなみにスズメバチの毒が原因で死亡するのではなくその毒に体が過剰反応し
ショック状態に 陥り死亡してしまうらしい。
スズメバチの毒という抗原に対する抗体反応という訳である。
そして抗体の値は刺されるごとに高くなる人が普通だが
高くなってもすぐに下がってしまう人もいるらしい。
また刺された事がないのに始めから高い値の人もいるのである。
この抗体の値が高いほど刺されたときにショック症状がでやすいのである。
みなさんスズメバチを見かけたら静かにその場から立ち去りましょう。
特にこれから秋にむかって攻撃的になるようです。
オオスズメバチはミヤマクワガタと陣地争いを始めたが
この争いは長続きせづお互い 離れてしまった。
カブトムシは意に感せずといった具合であったが三者は微妙な距離を保ちながら
お互いを牽制しているようにも見えた。
今回も土曜日の早朝に東京をスタートしてサイトに7時過ぎに着いた。
着いたとたん朝だというのに雷鳴がとどろき豪雨が降り出した。
夕方ならともかくこんな朝から雷雨とは初めての経験である。
東京は雨不足だというのに那須は本当に雨がよく降るところである。
午前中は工務店の方と現場内で打ち合せをした。
朝の豪雨がウソのように昼前から青空がでてきた。
そして夏の那須とは思えないさわやかな気候になったのである。
打ち合せ後黒磯で昼食と買い出しをしてサイトに戻り
夕方グリーングリーンの手前にある一望閣で入浴した。
今回は3人ということもあり夕食は近くのレストランに行くことにした。
近くにフォレストヒルズというペンション村&ホテルの施設がある。
そのホテルのレストランにトライしたホテル客のみではなく一般客も OK
ということなので7時に予約した。

このホテルとペンション村は
ウオークデッキが木立の中を巡るように
設置されていてなかなかいい感じである。
ユキも気に入ったようだ。
レストランの食事もまあまあである。
朝食も予約をすれば OKということなので
早速8時に予約をいれた。
朝食可能なレストランがこんなに近くにあるとはすばらしい。
翌朝いつものように田舎道ウオーキングのあと
レストランで朝食をゆっくりと楽しんだ。
ちなみに朝食1000円、夕食1800円の合計2800円で
まるでホテルに泊まった気分が味わえたのである。
サイトに戻りカブトムシのたまごさがしとなった。
以前捕まえたカブトムシのカップルがそろそろ産卵していないか
飼育ケースの土を出し調べてみたのである。
するとなんと10個以上のたまごが確認できた
早速別の飼育ケースに土を入れ採集したたまごを埋めた。
この作業にタツキはかなり興奮状態であった。
その後矢板の温泉に入りIC近くで開催していた世界昆虫展によった。
タツキのお気に入りであるヘラクレスオオカブトも実物(標本)が見れたので大喜びである。
そしてあの恐ろしいオオスズバチの標本もそこにはあったのである。

オオスズメバチの標本