2004年6月26日土曜日

執念



シールを探すタツキ

タツキはすでに「勝ちT」を2着GETしている。
そしてこれまでに数え切れないほどの応募はがきを出している。
そしてそのはがきを出すために我々は天文学的な数の麒麟麦酒を飲んでいる。
麒麟以外のビールを飲むことは許されていない。
そのタツキが最近さらに強力なシールGET作戦に転じた。
空き缶シール集めである。
空き缶置き場(ごみ置き場)からシールをかき集めるのである。
かなりキワドイ行動である。
良く言えば空き缶リサクルのため不純物となるシールを取り除くというボランティア的行為であるが
悪くいえばごみアサリである。
そして那須でもかなりのシールをGETしご満悦のようである。
シールへの執念には脱帽である。

今回は久しぶりに3人で金曜の夜サイトに来た。
梅雨真っ只中ということで高速は降ったりやんだりの状態であった。
その高速道路で不思議なものが走っているのに遭遇した。
「家」である。
明らかに家そのものが高速道路を牽引されていた。
トレーラーハウスである。
そういえば以前登場した長田夫婦がトレーラーハウスを那須に建てる(置く?)と言っていた。
トレーラーハウスは夜間高速を移動するということであったので
もしかしたらそのトレーラーハウスかも知れない。
サイトには11時過ぎに到着。東京より涼しくありがたい。
翌朝はさっそく前回確認したシジュウカラのタマゴ観察をはじめた
梯子をかけ巣箱を除くとそこには親鳥がいた。親鳥の下になるためタマゴは確認できなかったが
まだヒナは孵っていないようである。
親鳥は突然上から覗かれかなり興奮したようで必死に尾びれを広げ
威嚇するような鳴き声を上げていた。
小さいながらすべてのエネルギーを搾り出すような迫力があった。
そして巣箱をかけた木(OKツリー)にはオニヤンマのヤゴもたくさん見つけることができた。
すでに羽化したものやこれから羽化するものなどまさしくサイトはオニヤンマ天国である。
その後広谷地のココスで3人で朝食をゆっくり楽しんでいたら
交差点に止まっていた車から老夫婦が降りてきて突然車を押し出した。
どうやらエンストをして動かなくなってしまったようである。
取りあえずココスの駐車場に入れようとしているようである。
老夫婦だけでは大変どろうなあと思っていたら
二の腕の太い豪快な30才前後の女性が二人(正確にはニの腕が太いのは一人でした)現れて
一緒に車を押し出した。
知り合いかなと思ったらそうではないらしい。
ユキによると彼女(二の腕が太い方)は先ほどこのココスでビールの大ジョッキを飲み干していた人物ということであった。
朝から大ジョッキを飲み干している二の腕女はかなり陽気な性格で
車を押しながらすでに楽しげな雰囲気を作り上げみんな笑顔で車を駐車場に押し入れていた。
その後二の腕女が携帯で誰かに連絡をとっていたが
間もなく自動車の整備士らしき人物がライトバンで登場した。
その後みんなで和気藹々とした会話が取り交わされ
二の腕女は自分の車に乗り駐車場から出ていった。(明らかに飲酒運転である。)
すると突然信号待ちをしていた車の運転手と威勢良く話し出した。喧嘩でも始まったのか思ったら
どうやら知り合いの車らしくその後はツルんでどこかに走り去ってしまった。
那須の「ゴットネーチャン」(死語)といったところであろうか。
味方にしたら頼もしいが敵にはしたくない人物である。
朝食後はそのまま黒磯まで買出しに出かけ昼過ぎにサイトに戻った。
昼は先週挑戦したメバルのアクアパッツアである。
タツキが初めてなのでアンコールとなった。
雨は上がり薄日が射すリニューアルデッキでのランチは最高であった。
ランチの後は母屋の屋根に上り、樋に詰まった枝葉を掃除した。
通常このような雑木林に家を建てる場合は枝葉が屋根に溜まらないように
屋根の勾配をきつくして(尖がり屋根)樋は設けない場合が多い。
しかしこのような尖がり屋根にすると屋根にあがることができない。
たまに屋根に上りそこから景色を眺めるのは非日常的で結構緊張するイベントであるのだ。
その頃ユキはウメ酒、アンズ酒、ウメサワー、ウメシロップ作りに没頭していた。
夜はジンギスカンだ。
ダッチオーブンの蓋を逆さにするとジンギスカン鍋に早代わりするのである。
ラム肉と玉ねぎ、ニラのシンプルジンギスカンである。
しかしタレはユキ特性でかなり凝ったものであった。
夜は前回に続き数匹のホタルが乱舞してくれた。
翌朝は明るい雲。
朝食を楽しんだあと今まで2Fにおいてあった電子ピアノをキャビンに移動し
卓球台のネットを改良した。
これで卓球場もレベルアップした。

今回のメニュー
6/26

  • 朝 広谷地ココス
  • 昼 ユキのイタリアン
    めばるのアクアパッツア
  • 夜 ダッチオーブン蓋裏のジンギスカン 
    6/27
  • 朝和食(鮭、スペシャル卵焼、納豆、なめこ味噌汁)
    でした。
  • 2004年6月19日土曜日

    鳩か牛



    鳩or牛フルコースメニュー



    那須ライフを楽しみはじめてから15年以上たつが
    当初から気になる施設として二期倶楽部がある
    ここは渡辺明氏が設計したすばらしい建築で知る人ぞ知る隠れ家的高級リゾートホテルであったが
    最近はアネックスや東館などができかなりポピュラーなホテルとなった
    近くなのでよく散歩ついでによっていたが今回15年目で初めて利用することになった。
    本館レストランでのフルコースフレンチディナーである。
    8時に予約を入れていた。
    今回タツキは卓球の講習会のため由紀と二人で那須に来ている
    二期倶楽部まで真っ暗になった田舎道をマグライトをたよりに歩いていく
    5分程度で二期倶楽部に到着。
    まずはバーを兼ねたウエイティングルームで久々にピアノの生演奏を聞く。
    客層は中年、熟年カップル、30代?(二の腕太り気味)独身女性グループが主であり
    若いファミリー層や男同士のグループは皆無である。
    ピアノの生演奏を十分に楽しんだ頃に階段をおり吹き抜けのダイニングルームに案内された
    窓際のよい席である。
    大きなガラスに越しには見なれた那須の雑木林がライトアップされている
    コースメニューは2種類。
    鳩または牛である。
    鳩なんて食べるの!?といのが私の第一印象
    カタツムリも食材とするフランス料理であるが鳩が食材になるとは知らなかった。
    由紀が鳩、私が牛を注文する。
    次はお酒をオーダーする。由紀はシェリー酒をグラスで
    私は2番目に安い生ビール(800円)を頼んだ
    ちなみに一番安いのはノンアルコールビールの600円であった。
    そしてリストの中で一番高いのはシャンパンのボトルでなんと140000円
    (1万4千円ではなく14万円です。!)だった
    フレンチのフルコースなんていうのはたぶん披露宴に出席した食したぐらいの記憶しかないが
    今回は私の知る限りかなり本格的なコースであった。
    ウエイターが一品ごとに細かく料理の説明をしてくれたが
    判ったのは彼が日本語を話していることぐらいで内容はほとんどわからなかった。
    料理を堪能してサイトに戻ったのは10時過ぎであった。
    そして数匹のホタルの光が出迎えてくれたのである。
    今回は由紀と二人で土曜の朝サイトに来た。
    朝食は広谷地のココスでゆっくりと楽しんだ。
    結構おいしくゆっくり食事ができるので矢板北PAの朝食パターンはこれからは
    広谷地ココスになりそうである。
    午前中ユキは草刈、私は那須オフィスで仕事に没頭した。
    ユキはオニヤンマとクワガタらしき昆虫が近くを飛ぶのがわかったという
    那須サイトの生態系は母屋建築前に戻ってきたようだ。
    昼に買出しにでかけランチはリニューアルデッキで
    ユキの初挑戦となる「めばるのアクアパッツア」というイタリアン魚料理を楽しんだ。
    その後ゆっくり風呂につかる。
    そして夜は二期倶楽部ディナー初体験となった。
    翌朝は気になっていたシジュウカラの巣を確認してみた。
    すると先週2個だったタマゴが8個になっていた。
    シジュウカラがに2羽巣に入るのを確認できたので
    たぶん新しいペアがまたこの巣箱を利用しているのは明らかなようだ。


    増えたタマゴ
    今回のメニュー
    6/19

  • 朝 広谷地ココス
  • 昼 ユキのイタリアン
    めばるのアクアパッツア
  • 夜 二期倶楽部でのフレンチフルコース 
    6/20
  • 矢板北(上り)朝定食
    でした。
  • 2004年6月12日土曜日

    復活


    淡い一つのひかりが小雨の降る林の奥に見えた気がした
    家の灯が葉に溜った雨水にレンズのように反射したためかと思った
    しかしその灯はフラフラと移動していた
    蛍だ。
    雨が降っていたので期待していなかったが明らかに蛍である
    そして見つめているうちにそれは
    ニつ、三つとあちらこちらでまたたくのが確認できた。
    全部で10匹以上はいそうである
    去年は1匹も見ることができず非常に心配していたので
    とてもうれしかった。
    ホタルの完全復活である。


    今回は金曜夜まずは守屋家3人が到着。すぐに黒磯駅まで久保田恭治一家を迎えに行った
    雨と霧でスピードを抑えてのドライブのため到着予定が遅れてしまい
    かつ思ったより早く黒磯駅についてしまった久保田家は
    1時間ほど駅で待たされることになってしまった。
    どうにか11時過ぎに6人がサイトにそろった。
    翌朝は曇天、さっそく気になっていたシジュウカラの巣箱を確認した。
    奥の巣箱は前回(3週間前)ヒナを数匹発見した巣箱であったが
    すでに中は枝葉のベッドだけでヒナも親鳥もいなかった。
    すでに巣立ちをしたようである
    次に手前の巣箱を覗いてみた。前回こちらの巣箱は覗いていないので
    ヒナの確認は出来ていないが親鳥たちがしきりに餌を咥えて巣箱に出入りしていたので
    ヒナがいたことは間違いないであろう。
    こちらもすでに巣立ちしているのかなと思い覗いてみると予想外にタマゴが2個巣の中にあった
    先ほどシジュウカラがこの巣穴から飛び立つのを確認できたがその後姿は見てない
    このタマゴは何を意味しているのであろう。
    推測1 この巣箱にいたシジュウカラはすでに巣立ちしてその後新しいペアが住み着き卵を生んだ
    推測2 シジュウカラは一度に数個のタマゴを生むがこの2個は残念ながら孵らなかった。

    どちらが正しいのかもう少し観察を続けたいと思っている。

    シジュウカラ観察のあと久保田一家と八幡のツツジまでドライブにでた。
    今年は例年より開花が早かったらしくツツジの花はすでに盛りを過ぎていた。
    その後KONAMIの保養施設や新しい二期倶楽部などを廻りサイトに昼前に戻った。
    このドライブで恭ちゃんは大分ポルシェカブリオレにハマった感じである。
    その後守屋家で買出しに出かけ昼過ぎからはサイトでゆっくりと過ごす。
    ランチはリニューアルしたデッキでユキのイタリアンとワインである。
    ポルシェ話で結構酔っ払う。
    夕方から雨が降り出してきた。梅雨だからしかたない。
    そしてすっかり日が暮れた林の中でホタルの光を見つけたのであった。



    新たなペアのタマゴ??
    今回のメニュー
    6/12

  • 朝 パン食
  • 昼 ユキのイタリアン
  • 夜 ブイヤベース 
    6/13
  • 朝 和食
    でした